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zoom RSS TSBR 10話

<<   作成日時 : 2009/11/02 22:34   >>

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-恭子はニヤニヤし始めた。-

それは、女の快感の余韻に浸っているように見えた。が、しかし―
「あ〜、私は笹崎恭子、25才、高校教師。担当は英語。好きな食べ物はオムライス、嫌いな食べ物は納豆。趣味は…」

(…な、何ですって!この人、なんでそんなことまで分かるの!これじゃあ本当に私じゃない!?)

「…なるほど、私は空手の有段者だったのね。だから、わた、じゃないや、俺が簡単にやられたわけね。でも、今日の私はちょっとマズかったわ。こんなに簡単に捕まるなんて、次からは気をつけなきゃ…なんちゃってね♪」

(…間違いない、この男、身体だけじゃなく、記憶も私になってるじゃない…)
ここで一つの疑問が浮かび上がった。それは
「ねぇあなた、私の身体になってどうする気なの?私になれたって、何の得にもならないわよ?どうせなら、もっとお金とか地位のある人のほうがいいんじゃないの?」
そう、私になる理由がわからない。なぜ私なの?
答えを待つ私に、私の身体をした男が口を開いた。
「ええ、その通りね。でも、あなたが適任だったの。犯罪者と学校の先生、人相の悪いヒゲ面の中年オヤジと若くてスタイルも良く美しい女、取り押さえられた男と取り押さえた女―。相反する二人が入れ替わるなんて、素晴らしいと思わない?この美しい整った顔、ピンク色の唇、透き通る声、形の良い胸、細い腕、長くて綺麗な手、細い脚…すべてを自分の思い通りに動かせるなんて幸せだと思わない?たとえば、」
いきなり私の身体をした男は私の股間を蹴りあげた。
「はうっ!!!!!」
私は今まで味わったことのない、とてつもない激痛に襲われた。
「こんなこともできちゃうの。どう?痛いでしょ?この前あなたにやられた時は、こんな痛い目にあったんだから。あなたにも味わってもらわなきゃね♪」
見た目には、先日男が恭子に取り押さえられた時と同じだ。違うのは、二人の中身が入れ替わってるということだ。
「これで終わりじゃないわよ。」

シュッ!

ものすごい速さの突きが、私のあごにヒットした。その動きは、まさに私、恭子そのものだった。
「ふう、これぐらいでいいわね。いい?今日はとりあえず、今からあなたをそこの掃除のロッカーに閉じ込めるけど、騒いだりしないでよ?まあ騒いで誰かに見つかっても、あなたが笹崎恭子だなんて信用する人はいないけどね。逆に、あなたの身体は先日ここに侵入した暴漢なんだから、下手に動かないほうがいいわよ。それじゃあね、暴漢さん♪」
そう言った恭子は、男の口にガムテープをし、ロッカーに閉じ込めて、廊下に出た。

「まあどっちにしろ、あなたに未来なんてないわ。あなたの未来は私が貰ったんだから♪」
元恭子には聞こえないようにそう呟いた恭子。するとそこへ、
「そこにいるのは誰!」
ビクッ!

突然声をかけられてビックリした恭子。
(しまった、見つかっちゃった!)
「あれっ?恭子先生じゃない?こんな時間まで何やってたのよ?」
声がするほうを見ると、同僚の女教員だった。
(そうだった。今は笹崎恭子なんだから、ビビる必要なんてないんだった。)
「ええ、ちょっと…」
「見たことのない服を着てるから、誰かと思ったわ。用事が済んだんなら早く帰りなさい。」
(あっ、そういえば身体は交換したけど、服は交換してなかったわ。どうりで歩く度に妙に胸が気持ちいいわけだ。それにしても…)
「あの〜?」
「何よ。」
「私、服装以外にいつもと変なところありますか?」
「何をいってるのかよくわからないわ。それよりも、これは噂だけど、この前ウチに入った暴漢を今日見たって言う人がいたらしいの。本当かどうか分からないけど、また現れた場合、前回は上手くいったけど、次も上手くいくとは限らないから気をつけなさいよ。」
(まあ当然なんだけど、目の前の私がその暴漢だなんて分かるわけないわよね♪そうだわ、いいこと思い付いた。どうせバレないんだから…)

「あの〜、言いにくいんですけど実は…」
「どうしたのよ。何かあったの?」
「…すいませ〜ん。もうやられちゃいました〜。しかも、その暴漢は私の身体と記憶を奪って、恭子先生に成りすましてるんです。」
「何それ?新手のギャグかしら?まあいいわ。気をつけて帰りなさい」
「はい、気をつけます。では、失礼します。」
私はペコリと頭を下げて、その場から去って行った。

「私は本当のことを言ったんだけどなぁ〜。どうして私を信じてくれないのかなぁ〜…」
不満そうな声とは裏腹に、顔はだらしなく笑っている。
(さあ、明日が楽しみだわ♪)

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