TS的な何か(仮)

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zoom RSS TSBR 17話

<<   作成日時 : 2009/11/02 22:46   >>

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-悠紀夫は鞄を開けるのをためらっているようだ。-

「どうしたの〜ゆきおくん〜?」

恭子先生は、「こんな入れ替わりつまんね〜」、と言わんばかりのやる気のない声で言った。

(いやいや恭子先生、暗い男子生徒と明るい女子生徒が入れ替わるだけでも充分じゃないでしょうか?)
などと考えていると悠紀夫が、
「先生、女の子の鞄を勝手に開けるなんて…僕には出来ません!」

(うむ、正論だ。だけどな悠紀夫、お前は間違ってるぞ。加奈子の身体を奪うことに比べれば、鞄を開けるなんて、屁でもないぞ?)

と、俺は心の中で悠紀夫にツッコんでいた。
すると、やる気のない恭子先生が、
「何言ってんのよ〜、あなたは加奈子さんなのよ〜?加奈子さんが加奈子さんの鞄を開けることの何がいけないの〜?」
「あっ、それもそうですね…じゃあ遠慮なく♪」そう言うと悠紀夫は鞄の中を探し始めた。見た目では、加奈子が自分の鞄の中から何かを取り出そうとしているように見えるが、この加奈子の中身は悠紀夫なので、どこに何があるのか分からず困っているという感じだった。
しばらくして、ようやく悠紀夫は鏡を見つけ、それで自分の顔を確認した。

「あっ…」

悠紀夫は鏡に写る自分の顔―加奈子の顔に驚いているようだ。元々色白だった悠紀夫だが、さらに肌は白く光るようになり、目つきの悪い細い一重の目は、大きい二重の目になり、鼻・口・眉なども女の子のものになっていた。
悠紀夫がまばたきすると、鏡の中の加奈子も同じようにその大きな目をパチパチとする。悠紀夫が笑うと、同じように加奈子もその並びの良い白い歯を見せる。そして、悠紀夫が鏡にキスしようとすると、加奈子も唇を突き出してくる。

「加奈子…加奈子…加奈子…」

鏡に向かってそうつぶやく悠紀夫。するとそこへ、まだやる気のない恭子先生が、
「ねぇ、ゆきおくんはどうして加奈子さんを選んだの?棒を置いて行ったのが、加奈子さんしかいなかったから?」
と聞いた。やる気はなくなっているが、せめて動機だけでも聞きたい、という思いの恭子先生だった。
すると、さっきまで鏡で加奈子の顔を見つめていた悠紀夫は、恭子先生の方を向いて話し始めた。

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