TS的な何か(仮)

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zoom RSS TSBR 23話

<<   作成日時 : 2009/11/02 22:55   >>

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-悠紀夫がいなくなり…-

加奈子は、元加奈子が完全に悠紀夫になったことに満足していた。
「うふふ、これからは昨日までと逆に、加奈子が悠紀夫として私のことを付け回すようになるのね。楽しみだわ♪」
先のことを考えたのか、自然と笑みがこぼれる加奈子。
「とっても嬉しそうね、加奈子さん。喜んでもらえて先生も嬉しいわ♪」
「恭子先生!今日は本当にありがとうございました!」
ペコリと頭を下げる加奈子。その仕草にクスッと笑う恭子先生。
「礼を言われるのは嬉しいけど、私は本物の恭子先生じゃないのよ?」
「そんなの関係ないですよ!こんな素晴らしい事をさせてくれたんですから!それに先生は笹崎恭子の身体なんだし、ちゃぁ〜んと笹崎恭子としての記憶もあるんでしょ?じゃあ恭子先生だよ!」「ふふっ、ありがとう、加奈子さん。私たち、教師と生徒っていう関係だけど、二人とも偽者だから似た者同士ね♪」
「そうですね!それに私たちは偽者だけど、だれもそんなことには気付きませんよね!身体も記憶も本物と変わらないんだから、お父さんやお母さん、友達も私が偽者だなんて気づかないわ!」
そう言うと加奈子は、鞄を持たずに教室を出て行こうとした。
「ん?加奈子さん、帰るんじゃなかったの?」
加奈子は立ち止まって答えた。
「そうしようと思ってたんですけど、加奈子の記憶では、身体が入れ替わった時私はあいちゃん――佐藤藍さん――と一緒にいたみたいなの。だから、このまま帰ったらあいちゃんには私が悠紀夫だってことがバレちゃうの。ここは、もう一度入れ替わって元に戻ったことにしておかないと、あいちゃんが私のことを親友として見てくれなくなるの。いくら他の人にはバレなくても、あいちゃんにバレるんだったら意味がないのよ。私はあいちゃんに嫌われたくないの!」

悠紀夫としてのズル賢さと、加奈子としての親友を失いたくない気持ちが混ざっているようだ。

「――分かったわ。私はこの事を他言しないから、上手くやってきなさい。でも、彼はどうするの?」
「えっ?」

さっきまでガン無視だった俺のほうに話を振る恭子先生。
「そ、そういえば、さっきからいたよね、健一くん?」

加奈子は思い出したように言い出した。俺、そんなに目立たない奴なのか(汗)確かに、さっきまでというか今までなるべく干渉しないように傍観者でいたのは事実だが…
「彼は一部始終を見ているわ。彼が佐藤さんに真実を教える可能性は否定できないわよ。」
「そ、そんな…」
加奈子が元気のない声で言った。

俺は、

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