TS的な何か(仮)

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zoom RSS TSBR 36話

<<   作成日時 : 2009/11/02 23:13   >>

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-ほたるの身体に当たる寸前で止まった。-

「どうしたの?当たってないよ?」
ほたるは勝ち誇ったで、裕樹の顔を見上げた。身長差のためにほたるは見上げているが、その目付きは人を見下す目付きだった。
「そ、そんな…」
「ほたるとしての記憶だけだったら私は今ごろ血まみれになっていたかもしれないよ。でも、裕樹クンの記憶が、最愛の人を殺せなくしているの。それに、何だかんだ言っても自分の身体を殺すことにも抵抗があるのよ。」
ほたるはそう言うと、裕樹の持っているバットを奪い取った。
「…でも、いくら寸止めとはいえ、私はとぉ〜っても傷ついたよ?」
ほたるはバットを振りかぶった。
「残念だけど、私は裕樹クンの身体に当てれるよ♪もちろん、ほたるとしての記憶は止めてるんだけど、それ以上に洋介の記憶が殺せ殺せ、ってうるさいの。安心して♪ちょっとの間辛抱すれば、楽になれるから。」
そして、ほたるは勢い良くバットを振った。
「まずは逃げられないように脚を!」
バキッ、という音とともに裕樹がその場に倒れた。
「どうしたのぉ〜?まだまだほたるはヤメナイよ?」

バキッ!

「ねぇ、裕樹クン。せっかく二人きりなんだから、何かしゃべってよ〜?」

バキッ!

「ちょっとぉ〜、もっとほたるを楽しませてよ!」

バキッ!

「ねぇ〜、ほたるに野球を教えてよぉ?ほたる、さっきから素振りばっかでつまんないよ。」

バキッ!

「でも、ほたるの素振り、何かおかしいよね?どっちかって言うと、上から下に振ってるの。」

バキッ!

「それにね、素振りなのに何かにずっと当たってるの。絶対ヘンだよね?」

バキッ!

「でも、一番変なのは、マネージャーのほたるが部室でバットを振ってることだよね?」

バキッ!

「裕樹クン。ほたる、さっきからすごくしんどいよぉ〜。握力もだんだんなくなってきちゃったし。」

バキッ!

「ねぇ、さっきから何もしゃべってくれないけど、聞いてるの?ほたるが一人でしゃべってるから、何だか寂しいよ。」

すると、裕樹の口が開いた。
「や…やめろ…やめ………」
「あれれぇ?裕樹クン、まだ喋れる元気あるんだぁ♪ほたる、ものすごく力入れてるんだけどなぁ…」
「もう…やめて……く……」
「えぇ〜〜?そんなこと言っても、ほたるは止めないよ♪裕樹クンにはここで死んでもらうの♪説得力ないけど、ホントはほたるも悲しいんだよ?でも、ほたるの中の洋介が、殺れ殺れ殺れ殺っちまえ!、って言うのよぉ。えっ?ち、違うよ!ほたるは洋介のことなんて何とも思ってないよ!…でもね、今は洋介はほたるの一部なの♪だから、ごめんねっ♪」

そう言うと、ほたるはバットを振り上げた。

「せめて、裕樹クンが早く楽になれるように、ほたるも精一杯頑張るね!」

そして、ほたるは勢い良く振り下ろした。

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