TS的な何か(仮)

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zoom RSS TSBR 55話

<<   作成日時 : 2009/11/15 02:44   >>

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-もちろん、佐藤藍だった。-

「あいちゃ―」
「早く入って!」
私の言葉を遮って、あいちゃんが私に早く中に入るように促した。
私が中に入るとすぐに鍵をかけた。
「もぉ〜、そんなに慌てなくても、周りに人がいないかちゃんと確認してるわよ。」
「………」
加奈子の言葉に反応せず、加奈子の身体をじーっと見つめる藍。
「?」
一言も話さず、加奈子の身体を調べるように見る藍。そして―
「加奈子。」
「な、なに?どうしたの?」
「ちょっと後ろ向いてくれる?」
「え、どうして?さっきから私の身体をずっと見てるけど、何なの?」
口では冷静に対応してるが、とても焦っていた。(まさか、私が悠紀夫だってことがバレてる!?でも、身体は加奈子そのものだし、服も加奈子のを着てるし…)
そう思っていると、
「いいから向いてよ加奈子。向かなかったから、ここから追い出すわよ?」
「わ、分かったわよ!向けばいいんでしょ!」
少し怒り気味に言った私だが、あいちゃんの脅し言葉にビックリしてしまった。今まで聞いたことがなかったからだ。
あいちゃんは、後ろを向いた私を数秒見て、
「うん。もういいよ、加奈子。」
お許しが出たので、私はあいちゃんのほうを向いた。すると、そこには今まで見たことのない下品な表情で笑いを浮かべるあいちゃんがいた。
(違う!これはあいちゃんじゃない!)
そう本能的に感じた私はすぐに声に出した。
「あなた誰!?」
すると、目の前の藍は、声を上げて笑い出した。その笑い方も私は初めて見る。
「ちょっと!あなたあいちゃんじゃないんでしょ!?誰なのよ!?」
すると、藍は笑うのをやめて答えた。
「その言葉、そっくりそのまま返して上げるわ。あなた加奈子じゃないでしょ?」
「えっ!?」
「『あなた誰?』なんて質問はしないわ。ね、悠紀夫クン?」






バレてる―

「ど、どうしてそ、そんなこと言、言うのよ!わ、わた私、か、加奈子でしょ!?」
駄目だ。焦ってうまく喋れない。
「落ち着いて、加奈子。何も私は加奈子を責めてないから。ね、悠紀夫クン。」
「…どうしてわかったの?」
私は諦めた。教室で健一くんに言われた通り、気付かれても仕方がない。
「それはね…

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