TS的な何か(仮)

アクセスカウンタ

zoom RSS TSBR 56話

<<   作成日時 : 2009/11/15 02:46   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

-理由。-

「あの道具を持って来なかったから入れ替わってしまったのに、あの道具をまた持ってないからよ。どこかに隠した様子もなさそうだし。それに、ここから教室まではけっこう時間かかるわよ?それまでに一回もイケないなんておかしいし、仮に間に合って元の身体に戻ったとしても、無事に帰って来れる?悠紀夫クンから逃げきって来れる?」
「…来れないわね。」
「そうよね。加奈子には悪いけど、加奈子がここを出て行った時から、もう私の知ってる加奈子は戻って来ないって分かってたわ。次に来る加奈子は親友の加奈子じゃない、と。」
「それじゃあ…」
「ええ、あなたは加奈子の身体と記憶を持っているだけ、ただそれだけなのよ。私の親友じゃないわ。」
「そ、そんな、ちょっと待ってよ…」
「いえ、ただそれだけならまだ良かったのよ。あなたはそれをどうやって手に入れたの?私の親友から奪い取ったのよ?そんな人と上手くやっていけるかな?」
「ちょ、ちょっと、もうやめてよ…」
私は藍ちゃんの言葉を聞くのが辛かった。私、いや、僕は加奈子になれて幸せなはずなのに…
「何を苦しんだフリをしてるの、悠紀夫クン?本当に苦しいのは本物の加奈子なのよ?ストーカーされた相手にならなきゃいけないなんて、加奈子が可哀想だとは思わなかったの?」
「やめて…お願い…もうやめてよ…」
とうとう涙が出て来た。これからは親友として見てくれないと思うと…
それを見ていた藍は、ため息をつき、
「…分かったわよ。悪かったわ、加奈子。事情はどうであれ、今はあなたが加奈子なんだからね。私もなるべくあなたを今までの加奈子と同じように接していくわ。だから、あなたも今までの加奈子と同じように振る舞ってよね?」
私はその言葉を聞いて喜んだ。
「あ、ありがとう〜!」
さっきまで下を向いていた私だったが、声を出すと同時に前を向いた。
すると―

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
TSBR 56話 TS的な何か(仮)/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる