TS的な何か(仮)

アクセスカウンタ

zoom RSS TSBR 58話

<<   作成日時 : 2009/11/15 02:49   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

-数分後。-

「起きて、加奈子!」
「え!?藍ちゃん!?」私は突然藍ちゃんの声が聞こえてビックリした。「やっと起きたわね。おはよう、加奈子。」
「えっと、私どうしちゃったの?ここはどこ?私たち何してたの?」
今日はクラスの文化祭の準備のためにわざわざ休日なのに学校へ来たのだが、なぜ今ここに藍ちゃんと二人でいるのかが分からなかった。
すると、藍ちゃんが
「はぁ〜、加奈子って元気いいんだけど、良すぎて空回りしてるというか何というか…」
「ちょっと!私を元気だけが取り柄のヴァカみたいに言わないでよね!」「あら、違ったの?」
「ムキーー!!」
いつものやり取りだ。すると、藍ちゃんが少し笑いながら、
「ふふっ、ごめんね、からかって。じゃあ説明するね。加奈子と私はここで準備する予定だったんだけど、加奈子はここに来るまでに元気良く喋ったりはしゃいだり歌ったりして疲れちゃって寝てしまったのよ。覚えて無いの?」
「………全く。」
私は覚えてないことよりも、私がやったことに対してビックリした。喋るのはいいとして、学校の廊下ではしゃいだり歌ったりって、何やってんだ私?
「あら?何ブルーになってるの?いつものことでしょ?」
…いつもなの?私そういう風に見られてるの?…これからは気をつけよう。
「っていうか、今日はごめんね。準備ができなくて。」
「まあまだ日はあるし、焦ることないわ。それに、今日は加奈子から素敵なものを貰ったわ。」
「えっ、何?」
なんだろう?私、何かしたのかなあ?
「それはね、加奈子の寝顔よ。可愛かったわ♪」
「ちょ、ちょっと!何変なこと言ってんのよ!熱でもあるんじゃない!?」
「ふふっ、冗談よ。じょ・う・だ・ん♪」
「もお!からかわないで!」
そう言いながら私は、頭の中で何か引っ掛かるものがあった。
(あれ?私も何か素敵なものを手に入れたような…あれ?何だっけ?何かものすごいものだったのにどうして思い出せないんだろ?)
どうしても思い出せない私は、とりあえずずっと一緒にいた藍ちゃんに聞いてみることにした。
「ねぇ藍ちゃん。私、今日ものすごいものを貰った気がするんだけど、思い出せないの?私、誰かから何か貰ってなかった?」
すると、藍ちゃんの表情が突然堅くなった。
聞いたらまずかったのかな?と思っていると、藍ちゃんが真面目な顔で話し始めた。
「実はね、あなたは同じクラスの悠紀夫くんが加奈子から身体と記憶を奪い取って生まれ変わった偽加奈子なの」
「は?はい?」
「そして、悠紀夫としての記憶が消えて、加奈子そのものになってしまった。それがあなたよ。」「え?えっと、あの〜、はい?」
「動揺してるわね、悠紀夫くん。」
「いや、あの、動揺とかじゃなくて、そんなの信じるわけないじゃない。第一、なんで私が悠紀夫くんにならなきゃいけないのよ?知ってるでしょ?私がストーカーされたこと」
「知ってるわよ。だから、悠紀夫くんが加奈子になったのよ。」
「だ〜か〜ら〜、どうして私が悠紀夫くんなの?だいたい身体を奪うとかってどうするのよ?」
「じゃあ逆に聞くけど、あなた本当にはしゃいだりしたり歌ったりしたり寝たりしたのかしら?ここに来るまでのこと、少しでも覚えてる?」
「うっ…」
「言えないでしょ?その間にいろいろあったのよ。」
確かに、私はどうしてもここに来るまでのことも寝てしまったことも思い出せない。でも、私が悠紀夫だなんて…そんなの…
私が真剣に悩み出すと、藍ちゃんは、
「ふふっ、加奈子ってば単純よね。冗談よ、じょ・う・だ・ん♪」
…また遊ばれてたんだ。ひょっとして、知らないうちに寝ちゃった事を怒ってるのかな(汗)
「それじゃ、帰ろうか。準備は今度ということで。」
「う、うん。」
こうして私たちは帰ることにした。何の準備もできずに帰るのは少し悪い気もするけど、ま、いっか。それより、さっきからずっと藍ちゃんが私の身体を見てるのが気になる…。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
TSBR 58話 TS的な何か(仮)/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる