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zoom RSS TSBR 96話

<<   作成日時 : 2009/12/06 01:31   >>

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-今から数十分前の部室-

私、工藤楓と、日比谷ほたるはテニス部の部室でずっと隠れていた。

しかし、
(誰か来るよ!ほたる、静かに!)
(う、うん!)
部室の中にいる私は、聞こえてくる足音に反応し、気付かれないようにこちらの音を出さないようにした。
(ほたる、音さえ出さなければ大丈夫だからね)
励ますようにほたるに話しかける。
(分かりました、音を出さなければいいんですね。)
(…えっ?)
私は、ほたるの返事に違和感があったが、その原因が何なのかが分からないまま、ほたるのとった予想外の行動に驚いた。
(ほたる!何をする気なの!?)
突然、ほたるは部室のドアに向かって歩き出したのだ。そして…


ガチャッ



(!!!)
なんとほたるは、鍵を開け、ドアを開いてしまったのだ。そして、開いたドアの先には…
「おっ!日比谷さん!それに、工藤さんまで!」
「何!工藤さんがいるのか!?」
「ほら、あそこ見てみろよ。いるだろ?」
「…確かに。こいつは運がいいな!」

最悪だ。
そこにいたのは、矢島一樹と、山根孝太だった。孝太は以前からしつこく私につきまとってくる男、つまり、この状況で一番遭遇したくない相手だ。何とかしなければ…。

私が頭をフル回転させていると、ほたるはさらに予想外な行動をとった。
「ほたる!何やってんの!?」

なんと、自分が持っている道具を握ったまま、男のほうへ向けているのだ。
さすがにこれには男たちも驚いているようだ。

「…えっ?日比谷さん、入れ替わりたいの?」
「………」
「まいったなぁ…。こんなに簡単にだなんて…。それじゃあ遠慮なく。」
一樹は、ほたるが握っている道具に自分の道具をひっつけた。
「やめて!ほたる、逃げて!」
私は必死に叫んだが、ほたるは全く逃げようとしなかった。
「さあて、これで俺の身体が日比谷さんに…………………あれ?」
一樹は自分の身体が変化しないことを不思議がっていた。
どういうこと?
確かに道具はひっついてるのに、2人の身体が入れ替わる様子は全くない。
すると、ほたるがこちらを向いて満面の笑みで私に話しかけた。
「楓さん、今の、見ましたよね?」
「…ええ。」
「でも、身体は入れ替わらなかった…どうしてだと思います?」
「どうしてって、私が聞きたいぐらいだよ。」
「そうですか…じゃあ、ルールを思い出してみてください。それで分かるはずですよ?」
「そんな勿体ぶらなくても…………!!!!!」
思い出した。思い出してしまった。

「その驚き、思い出したみたいですね。『相手の身体でイクと、もう入れ替われなくなる』んですよね?」
「…まさか、あんた…」
「そう、私はほたるじゃないんですよ〜♪洋介なんですよ〜♪」


そんな…。ほたるが既に偽者だったなんて…
「お前、洋介だったのか!?全然気付かなかったぞ!」
驚き叫ぶ一樹。
「…そりゃそうよ。私が洋介だってことをパッと見で分かるんだったら、入れ替わったとは言えないよ?」
「…それもそうだよな。」
「まあそんなことはどうでもいいじゃない♪今は、目の前にいる工藤楓の身体を奪うことに集中しようよ♪」
ほたるがそう言うと、3人は部室の中に入り、鍵をかけた。

「これでもう逃げられないですよ、楓さん♪いくら楓さんでも、男2人と私とを相手にするのは無理ですよね?」


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