TS的な何か(仮)

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zoom RSS TSBR 112話

<<   作成日時 : 2009/12/06 02:01   >>

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-由奈姉さんだった。-

「…壮太?」
由奈姉さんの声だ。
「由奈ね――」
「壮太、ありがとう。あなたのおかげで、私、こんな素晴らしい身体を手に入れることができたわ♪」
「えっ…」
「このサラサラの髪、大きい目にふさふさまつげ、高い鼻、ぷるぷる唇、形のいい大きな胸、長くて細い手足、透き通るような白い肌、さわやかな吐息、そして、この自慢のきれいな声――これが全部私のものになるなんて、本当に夢のようだわ♪」
どうやら里奈だけではなかったようだ。由奈姉さんまで入れ替わってしまうなんて…
俺がショックを受けているのもお構いなしに、由奈姉さんは自慢の声で話し続けた。
「ねえ壮太、私の胸ってものすごく柔らかくて気持ちいいんだよ♪今も片方の手は乳首あたりをイジってるの♪いいでしょ〜?」

だんだん呼吸が乱れていく由奈姉さん。
「す、すごい♪こんなにいやらしい私、私も見た事ない♪」
そしてさらに呼吸は乱れていった。が、その声は遠ざかっていった。
「…もしもし?あたし、里奈。」
里奈の声だ。
「由奈お姉ちゃん、自分の身体で楽しむことしか考えてないみたいだから、無理やり受話器を奪い取ったの。」
申し訳なさそうに話す里奈。
「由奈お姉ちゃん、元はニューハーフだったから、本物の女、しかも美人でスタイルのいい身体になれて嬉しいのよ。あたしは安定した生活が欲しかっただけだから、あそこまで自分の身体だけで狂喜乱舞できないわ…」
俺は電話の声を聞いてるだけなので、由奈姉さんがどれだけ舞い上がっているかは分からないが、相当なものらしい。

ん?ちょっと待てよ?里奈、由奈姉さんと来れば…!
「母さんは!?まさか母さんも…」
「えっと、お母さんならお兄ちゃんが出て行ってすぐにどっか出かけたから、たぶん大丈夫だと思うよ?」
どうやら余計な心配だったようだ…
「…でもどうせ、お兄ちゃんも誰かと入れ替わるつもりなんでしょ?」
「…!!」
「否定しても無駄だよ?さっきも言ったけど、あたしはお兄ちゃんの妹なんだから、なぁ〜んでも分かるよ♪だいたいこの電話も、最後に一言お別れを言うつもりでかけてきたんでしょ?」
「うっ……」
「それなら、こんなことして時間つぶしてる場合じゃないわ。早くしないと良い身体を他の人に取られちゃうよ?さあ、早く電話を切って、良い身体を捜しに行ってね♪」そういえばそうだ。こうしてる間にも、どこかで入れ替わりは起こってるんだ。
「よし、分かった、良い身体を探してくる。じゃあな!」
俺は電話を切って空き教室を飛び出した。


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