TSBR 25話
-そのころグラウンドでは…-
一人の女子が校舎から校門のほうへと走って行く。
「はぁっ!はぁっ!」
私の名は宮村明日香。陸上部に所属していて、身体能力は誰よりも高いと自負している。
「はぁっ!はぁっ!こんなところから逃げ出してやるわ!」
私は今朝、文化祭の準備のために学校へ来たけど、そこで変な騒動に巻き込てしまった。人と人が入れ替わるなんて、最初はただの冗談にしか思えなかったけど、それが本当だと知ったときは全身から冷や汗が出たわ。自分で言うのも何だけど、私は結構いい線いってるからね。だから、一刻も早くここから逃げなきゃ…
「はぁっ!はぁっ!あと少し!………ん?」
校門を出るまであと少しというところで、一人の老人が突然現れた。老人はパジャマ姿で校門の真ん中に立ち塞がった。
(何?これで警備のつもりなの?こんなの、誰でも突破できるじゃない。しかも、例の道具も持ってなさそうだし。一体どういうつもりなの?)
何かの罠かもしれないが、私はこのまま突っ切ることにした。老人が手足を広げて止めようとするが、私は隙間から校門を出た。
「なんだ、簡単に出れるじゃない。よかっ―――げほっ、げほっ!」
突然、咳き込み出した明日香。先程までは何ともなかったのに、突然苦しくなったようだ。
「げほっ、げほっ!」
咳が止まらないので、口に手を当てようとする明日香。すると――――
「!!!何よコレ!」
明日香が驚いたもの、それは自分の手だった。いつもの健康的な色から、青白いシワシワの手に変わっていたのだ。さらに、視線をずらすと腕も青白くなっており、下を向くといつも見えていた胸の谷間は、ガリガリで平らなものになっていた。
「う、うそっ………!こ、声が!」
明日香の身体のあらゆる部分が変わっていく。無駄な肉の無い理想の脚は、必要な肉さえ足りないぐらいのやせ細った脚になり、髪はどんどん短く白くなり、白い歯はすべて銀歯になり、顔は宮村明日香とは似ても似つかない老人の顔になっていた。
「ルールを破った罰じゃ。」
後ろから若い女の声が聞こえてきたが、喋り方と合っていなかった。明日香は恐る恐る校門の方を向くと、そこには―――
「もう説明せんでもよかろうが、ワシがお前に、お前がワシになったんじゃ。」
そこにいたのは、パジャマ姿の明日香だった。その明日香は、声とは合わない喋り方で話し続けた。
「校門を出ると、こうなるんじゃ。先生から聞いておらんかったのか?まあどっちでもええわい。そのおかげでワシがこんなええ身体になれるんじゃからな。」
そう言うと、明日香は自分の身体を触り始めた。それを見た元明日香は、やめさせようと、そして、元に戻ろうと、明日香に近付いた。
すると、
一人の女子が校舎から校門のほうへと走って行く。
「はぁっ!はぁっ!」
私の名は宮村明日香。陸上部に所属していて、身体能力は誰よりも高いと自負している。
「はぁっ!はぁっ!こんなところから逃げ出してやるわ!」
私は今朝、文化祭の準備のために学校へ来たけど、そこで変な騒動に巻き込てしまった。人と人が入れ替わるなんて、最初はただの冗談にしか思えなかったけど、それが本当だと知ったときは全身から冷や汗が出たわ。自分で言うのも何だけど、私は結構いい線いってるからね。だから、一刻も早くここから逃げなきゃ…
「はぁっ!はぁっ!あと少し!………ん?」
校門を出るまであと少しというところで、一人の老人が突然現れた。老人はパジャマ姿で校門の真ん中に立ち塞がった。
(何?これで警備のつもりなの?こんなの、誰でも突破できるじゃない。しかも、例の道具も持ってなさそうだし。一体どういうつもりなの?)
何かの罠かもしれないが、私はこのまま突っ切ることにした。老人が手足を広げて止めようとするが、私は隙間から校門を出た。
「なんだ、簡単に出れるじゃない。よかっ―――げほっ、げほっ!」
突然、咳き込み出した明日香。先程までは何ともなかったのに、突然苦しくなったようだ。
「げほっ、げほっ!」
咳が止まらないので、口に手を当てようとする明日香。すると――――
「!!!何よコレ!」
明日香が驚いたもの、それは自分の手だった。いつもの健康的な色から、青白いシワシワの手に変わっていたのだ。さらに、視線をずらすと腕も青白くなっており、下を向くといつも見えていた胸の谷間は、ガリガリで平らなものになっていた。
「う、うそっ………!こ、声が!」
明日香の身体のあらゆる部分が変わっていく。無駄な肉の無い理想の脚は、必要な肉さえ足りないぐらいのやせ細った脚になり、髪はどんどん短く白くなり、白い歯はすべて銀歯になり、顔は宮村明日香とは似ても似つかない老人の顔になっていた。
「ルールを破った罰じゃ。」
後ろから若い女の声が聞こえてきたが、喋り方と合っていなかった。明日香は恐る恐る校門の方を向くと、そこには―――
「もう説明せんでもよかろうが、ワシがお前に、お前がワシになったんじゃ。」
そこにいたのは、パジャマ姿の明日香だった。その明日香は、声とは合わない喋り方で話し続けた。
「校門を出ると、こうなるんじゃ。先生から聞いておらんかったのか?まあどっちでもええわい。そのおかげでワシがこんなええ身体になれるんじゃからな。」
そう言うと、明日香は自分の身体を触り始めた。それを見た元明日香は、やめさせようと、そして、元に戻ろうと、明日香に近付いた。
すると、
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